こん**は、@wine_and_webことhirok-kです。ブルゴーニュワイン好きなら、どうしても畑の位置を見たい、知りたいですよね。そんな方に最適なアプリをご紹介します。
また、お金は掛けたくないけど、出来る限り詳しい地図を持っておきたいという方向けにもタダで区画地図を利用する方法をお教えします。
ブルゴーニュに関係するアプリ
区画図、地図アプリ
ブルゴーニュの畑をみるには最高のアプリです。グラン・クリュ、プルミエ・クリュは言うに及ばず、村名区画、通常は見られない村の区画(一部レジオナルも!)、さらには標高線さえも網羅されています。オフラインで見られるのも便利。
フリーの地図データを使用しており、若干のズレがあるものブルゴーニュの各区画と一部の所有区画が地図と衛星写真で見ることができます。ネット接続必須。
Google Earthのデータを使ってブルゴーニュの各区画の地図と衛星写真を見ることができます。ネット接続必須。
アペラシオンガイド、ワインガイド
番外ながら、こちらも合わせてご紹介します。
フランスの各AOCと各年の評価が説明付きで検索可能です。知らないアペラシオンなどを調べる際に便利。
グルメ誌ゴー・ミヨ(Gault-Millau)によるガイドアプリ。採点別、価格別に掲載されたワイン各種を検索できます。
有名ワインガイド「ギィド・アシェット」の2014年版。アプリ内購入で2013年版、2014年盤が書籍版より安い1700円でそれぞれ購入可能です。
書籍版はこちら。
フランスの著名ワイン雑誌「ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」のNewsStand用アプリ。アプリ内購入で各号600円で購入可能。
区画地図をタダで利用する方法
Atlas Vinsは最高のアプリですが、少々値が張るのが正直な所。出来る限り正確な地図を持っておきたい、けど出来る限りお金はかけたくない。そんな方向けに区画地図をiPhoneで見る方法を2ステップでご紹介します。
ただしマイナーな村についてはデータがないため、村名アペラシオン以上のもののみとなります。
STEP1 地図データをダウンロード
BIVB(ブルゴーニュワイン委員会)の公式サイトから地図データをダウンロードします。こちらのページから各アペラシオンのページのリンクをクリックすると、このようなページが表示されます(例としてアロース・コルトンを使用します)。
なおグラン・クリュは単独アペラシオンではありますが、表示される地図は村名アペラシオンと同じですのでご注意ください。
ページ右下に2種類の地図データが用意されています。一方はプルミエ・クリュ以上が記載された簡単なもの、もう一方は村名区画以上と標高線が記載された詳細なものとなっていますので、後者を利用します。
地図のリンクをクリックし、表示された地図を右クリックで保存します。保存時には自分でわかりやすいファイル名をつけるとよいでしょう。
なお、アペラシオンの特徴を記した簡単なパンフレットも用意されていますので、必要であればダウンロードするのもよいかもしれません。
同様に他のアペラシオンの地図を必要に応じてダウンロードしておきます。
また、このページではワインの特徴や位置など各情報をみることが可能です。またよく勘違いを呼んでいる読み方も発音を参照することで間違えることもなくなるでしょう。
(Aloxe-Cortonはアロー「ス」・コルトンですし、Auxey-Duressesはオー「セ」イ・デュレスであることがわかるでしょう)
iPhone/iPadでダウンロードした場合は、カメラロールに保存されているので、次のSTEPは不要です。
STEP2 iPhoneに転送する
パソコンからiPhoneに転送するには幾つかの方法がありますが、最も簡単なクラウドサービスを利用した方法をご紹介します。
まずこの方法の長所と短所を知っておきましょう。
長所
クラウドサービスを使用できる端末であれば、どこでも参照可能
iPhoneの容量を圧迫しない
短所
常にオンライン状態のみでしか参照できない
→あとからiPhone内に保存することで解消可能です
ここではクラウドサービスの例としてDropboxを利用することとします。
Dropboxのアカウントをお持ちでない場合は、こちらから作成し、お使いのパソコン向けアプリケーションとiPhone/iPadアプリをインストールします。
webブラウザからアップロードを行うか、パソコンでDropboxの同期フォルダとして指定したフォルダへ先程ダウンロードした地図データ(BIVBにある詳細な地図データ全てダウンロードすると約100MBほどとなります)を格納します。すると自動的に同期がはじまりますので、同期が終わるまでしばらく待ちます。
同期が終わった後でiPhone/iPadでDropboxにアクセスすると先ほど格納した各地図データが参照できるはずです。
ここでオフラインでも参照したい場合は、それぞれの地図データをエクスポートし、カメラロールへ保存しておきます。
これでオンラインでもオフラインでも常にブルゴーニュの各区画地図を参照することが可能となりました。
他のクラウドサービスでも同じ方法で利用可能です。
まとめ
ブルゴーニュでは、シャンパーニュのように様々なアプリがあるわけではありませんが、公式にリリースされている情報が豊富にあるため、その点では恵まれていると言っても差し支えないでしょう。
その情報を利用することで、より楽しくより美味しくブルゴーニュワインを楽しめるはずです。
ぜひ活用してみてください。